白い糠白釉を流した大壺に、匂い立つ白梅をあふれんばかりに投げ入れて今度の個展会場に置き
たかった。しかし我家近辺の自然はまだ冬の眠り。図々しくも箕郷の梅屋さんを頼った。そこで楽しい
ものを見せてもらった。わらじを編んでいた昔の道具。わらじが必要だった。だから編む。編む為に木
製の道具を作った。その為に木も切ったであろう。途方もなく長い、そして豊かな時間を孕んだ愛らし
い道具だった。私の大壺も不細工だけれど、そんな風にして生まれた。そんな気がした。
白梅の枝をいただいての帰り道、車の中は清らかな梅の香に満ちてとても幸せでした。
3日から栃木県小山市・たから園の個展がはじまります。
益子から連れてきた小さなアカメヤナギは春を迎えました。 | サンシュユのつぼみも大きくなってきました。 |
冬越しのアカマツの丸太は見事に玉切り。 これを薪小屋に積むのが最後の試練 !? |