野の窯だより   5月



素焼きの煙が立ち上る  2008.4.25.



 4月22〜25日に素焼き。焚きあげる日は朝から雨がしとしと。ようやく淡く煙るように芽吹

き始めた木々の雑木林に、素焼きの煙がうっすらと立ちのぼる。

 山桜の花びらが、風もないのに時折舞う。

 下の田んぼに水が漲られ、蛙が頻りと鳴くのがきこえる。

 繁殖期を迎えた小鳥たちの声を、あれはヤマガラ、あれはキセキレイ、あれはシジュウカ

ラ、あ、キジがいる、と1人思いながら、大口の前でぼんやり火の番をする。

 眠るように静かなやさしい時間。私の大好きな時間です。






今年もじゃがいもを植えました

白ヤマブキが咲きました


  オキナグサ(翁草) 
 絶滅危惧種ですが、うちは相性がよいようです

オキナグサが翁になりました


素焼きの掃除は
五月の風に吹かれて






5月30日まで戸田書店榛名店に展示中です。お出掛け下さい。





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