野の窯だより 1月








 頌春。

 榛名山麓に暮らすようになって、吹越と風花の区別がつくようになった。

 草津白根や浅間山に降る雪が風に流されてきて、寒晴の青い空に舞うのは風花。上越国

境を雪雲が乗り越えてきて、俄かにかき曇り、気紛れに雪を降らせ、あっと思うまにうっすら

白く積もるのは吹越。どちらも身を切るように冷たい日であるのは変わりはない。

 風花が舞う暮れ、りんごを買いに行った。りんご屋さんはお正月用の松飾りを作っていた。

昔は30本も作り、家の門や神棚はじめ家の中あちこちに飾ったという。

「うちなんか誰も来るわけでもないんだけどね」と言うので、「いえいえ、お正月さまが来ます

ので」と私は言った。

 私も真似て松と竹と今年の藁で縄をない御幣をつけてつくってみた。この土地のお正月様

を迎える準備をわが家でもしてちょっとうれしいお正月です。


 今年もよろしくお願いいたします。



12月5〜7日 窯焚きでした


一人あぶりの日はピーナッツを友として…

この時までは順調。この3番に手こずりPM5:00近くまで。




薪割りもしました


今年用の薪割りを12月中に終わらせたい。
  薪小屋は…

今年はシルバーさんにも手伝ってもらったのでたいへん助かりました。


しかし…


来年用到着!




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