野の窯だより 3月






 ベランダに冬の小鳥のためのエサ台を作って二年目。

 初めは昨年同様にシジュウカラ、ヤマガラ、スズメ、そして時々ヒヨドリ(ヒヨドリは乱暴するので、ヒヨの

好物は置かないでいる)が入れ替わり立ち替わりやってきた。特に朝は大騒ぎ。途中から常連にツグミ

が加わった。後輩に拘わらず、その大きさのためか、性格のためか、人(?) の良さそうな顔でおっとりど

っしりエサ台に居座る。何ともなごむヤツである。そのうち、居すわり感ではツグミに勝るとも劣らない人

相(?)の悪いシメも常連に加わった。ほとんど我家のようにすわりこんでいる。

 朝のひととき、そんな小鳥たちを見るのはとても楽しい。窓越しではあるけれど、1mもない距離から見

るヤマガラは頼りなく小さくて、とても小さいのに小さい小さい黒い目もあり、足もあり、そんな小さな命が

忙しそうに体いっぱいで、スズメに気を使いつつ、一生懸命ヒマワリの種をついばんでゆく。

 人間に比べると実にシンプルに生きている小動物を毎朝眺めては、私の作陶もかくありたい、と改めて

思うのである。





 人相は悪いシメだけれど、大きさでツグミの勝ち。
    
ヤマガラの好物はヒマワリ



ふくろうのいた木
 時折、林の向こうから夜鳴き声を聞きますが…。
 3度目は今だにありません。





セトヤの宿命 腰痛。
素焼きの窯づめ、三番の途中で
ギックリ腰に…

文字通り這うように根性で窯づめ終了!!



仕事場を掃除して、お茶。 ホッと一息の時間。



庭で今唯一の花

アカメ柳。あ、これも花でした。









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