野の窯だより  5月







 ふくろう その後…

 3月末から4月にかけてふくろうは活発に鳴いた。

 深夜の窯焚きのとき、窯のすぐ近くで。

 裏の林で。

 お隣さんの林の向こうで。

 寝ようとお布団に入ると、林の下の方で。

 私達はもうふくろうが他人(?)とは思えず(他人です)声を聞くたび窓にすり寄って耳を

すました。

 ホーッ ………  ホロッコホッホー −

 なわばり宣言だったり、♀を呼ぶためらしい。

 ボッボッボッボッ と奇妙な連続音。これは巣を作りながら(ただ木屑を蹴散らかすだけ

らしい)鳴く声。ただし♀がそばに来て覗いたときだけ巣作りをアピールして働き、見てい

ないといかにも巣作りしているように徒に巣穴の中で鳴くだけらしい。(人間にもこういうの

いそうで思わず笑う)

 人間の複雑極まりない悪意に傷つくとき、崩れそうな心のバランスをやさしく戻してくれ

る。

 今、林のどこかでふくろうは抱卵のとき。

 2個作った巣箱はどうもふられたと思われる。それでも近くの林のどこかで卵を暖めて

いる姿を思うとそれだけでうれしく思うのです。






くろつぐみの声は初夏にふさわしく爽やかに美しい歌声

しかし、ゴミをあさる姿はただのつぐみと変わらない




そろそろ八重桜の塩づけに良い咲き具合



じゃがいも植えました

やまぶきの季節




5月の最初は山桜

おきな草が毎年どんどん増えます




益子陶器市に出稼ぎ







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