野の窯だより  2月




2月は今年最大の雪ではじまりました




 目覚めてみると、うっすらと風花がつもっている寒い朝。
 
 こんな朝は小鳥たちがたくさん庭にやってくる。

 うれしいところでは、ベニマシコがつがいでやってきて,私が無精をして引っこ抜かずに

おいたシソの実をついばんでいた。こんなにシソの実が好きなら今年も無精をしよう、と

大義名分を得た気分。

 そのたくさんに混じってその不思議な鳥はいた。
 
 見たことない鳥でちょっと興奮し、地面を一生懸命ついばんでいる姿を30分程も双眼

鏡で追いかけた。ツレなどは150回もシャッターを切った。よく見るとシジュウカラに似て

いるけれど、黒の部分が灰色なのだ。ついにあれはシジュウカラのアルビノに違いない、

という結論に達し、その場は一件落着した。

 次の日、ツレが撮った写真を拡大して、口ばしの下に大豆くらいの腫瘍?があることが

判った。病気なんだ、可哀想だね、と会話しつつも、その日もそのシジュウカラは元気に

やってきて、地面を漁っている。
 
 次の日も、その次の日も、私達はそのシジュウカラを見ると、今日も元気だね、と安心

した。

 野生の動物は自分でエサをとれなくなったら、自然に土に還ってゆくしかないのだなあ、

介護してもらえる、なんてないしなあ、ととりあえず元気に健気にエサをついばんでいる

病気のシジュウカラを見て思う。摂理、と思いつつ、淋しい。

 (…「とりぱん」8巻がでて、その中に、スズメに介護されて元気になったハクセキレイが

でていたけれど…)


病気のシジュウカラ

ベニマシコのつがい (左オス、右メス)



隣の林で雑木を切った。声がかかり、一日運んできた。
来年のストーブ用にたっぷり。安心。

ついに水中ウォーキングはじめました。
水の中は楽しい。結構寒くない。



大風で倒れたコナラをシイタケの植え付け用に。

当地で初めて見たヤドリギの実。
キレンジャク、ヒレンジャクこないかなあ。



今年のどんど焼きは大変穏やかな暖かな日でした。
この一年、かくありますように。







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