野の窯だより 5月 |
朝の散歩で突然現れた青い鳥 2010.5.1. |
5月の朝、オオルリ♂とキビタキ♂を見た。この山麓に住むようになって夏がめぐってきた とき、それまで暮らしていた益子では聞いたことのない、とても明るく爽やかな未知の鳥の鳴 き声が気にかかっていた。いかにも高原の鳥の声だなあと感慨にひたってはみるものの、そ の鳥が何なのか、わからないでいた。4年前、若葉の繁る林の中を散策していたツレが、樹上 で鳴く姿を目撃し、そのひとつがキビタキの声とわかった。そして昨年、庭にうろつくようになっ た姿を見て、ひとつはクロツグミとわかった。やはり去年、シダ池に鳥見に行ったとき、周囲の 方にオオルリの声を教わり、きっとうちにもいるよね、とは話してはいた。が、キビタキやオオル リは、新緑若葉の繁る頃、この林にやってくるので、その繁みに隠れて、声は聞いても、私には なかなか近くて遠い鳥だった。 それが今年は4月遅くまで雪という、へんてこな気候のせいで、若葉の頃が大幅に遅れてい る。そして何故かそれに比べて夏鳥が来るのが早い。というわけで、大変見通しの良い条件の もと、その朝、突然美しい黄色い鳥と深いブルーの鳥がねむ気眼に飛び込んできた。 幸せを運ぶ青い鳥、という。でも特に何かを運んできてくれなくても、宝石のように鮮やかに美 しいその姿を見ただけで、幸せな気分に満ちた朝だった。 |
4月17日 春の雪が桜につもりました |
梅の上にも |
ジューンべリーの花 |
すももです |
甘〜くない酸っぱいイチゴになります |
桜もまだ残っています (5月4日の様子) |
老体に鞭打って、最近長距離散歩コースに付き合っています。 |
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