野の窯だより 〜6月〜



花いかだ、名付けた人は余程の詩人です。


 緑濃く繁った雑木林の中。
 動物も植物も一年中で最も命あふれる季節。
 一本の木に風が起こる。
 ややあって数本離れた木に風が移る。
 もうすぐ本焼き。
 窯準備のひとやすみ。
 風の通り道を眼で辿るひととき。



5月19日〜22日 素焼きをしました

そろそろ煤切れ



本焼きに向けて釉かけ

釉かけはドロドロ仕事です



刷け目
 刷け目のハケは、ワラの穂の部分を束ねて縛ります。
 穂先を切り揃えて出来上がり。





雨の季節 ギンリョウソウが出てきました

頭がつかえたのかとずいぶん心配しました







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