野の窯だより  11月



11月の林床にはリンドウが花盛り

 あはがり、とは沖縄言葉を知らないままに想像するのだけれど、あかりのことだろうと思う。加計呂麻島出身の朝崎郁恵さんの作詞による民謡を自らが歌っている。
   
この世は神様からいただいた仮の世
いつまでとどまっていられましょうか
命を敬い生きていきなさい
この世の生をなし終えるまで
時はめぐる水車のように
だから又めぐり会える

 月のあかりの下で喜び踊る人々は、すべての生きとし生けるものの中のひとつに過ぎず、人智を超えるなにものかに抱かれた自らの位置を知っているかに見えるのであり、それは人が世界の中心にいるのではないという謙虚さを知っていた少し(!!)前の時代の姿に見える。明るく美しくもあり、悲しくもあり、愛惜しくもみえるのだ。突飛だけれどモーツアルトのピアノ曲を聞いたとき感じるなにかに似ている。
 繰り返し、繰り返し、「あはがり」を聞くこのごろ。











春株分けした食用菊が真っ盛り

 大好きな甘酢漬け。燗酒のあてに最高です。沸騰した湯で2〜3分湯がきます。水にさらして軽くしぼり甘酢にひたします。



 


サンシュユ

ブルーベリー

にしきぎ


秋の実


スズメウリ

ガマズミ

アオツヅラフジ





久し振りに北八ヶ岳を彷徨しました

 今月はこれを割って窯焚き3回分程の薪作りです









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