野の窯だより 12



ニシキギの実


 新潟に縄文の火焔土器を見に行った。県立歴史博物館には、縄文人の暮らしの様子を実物大で四季の移り変わりに対応して再現している不思議になつかしい一角がある。そのような暮らしが1万2千年余も続いたという。
 例えば、日本で千年前といえば平安時代であり、平安時代と今の生活文化の違いを思えば、同じ生活文化を保ち続けて変わらない1万2千年という長い時間に驚く。全くの独断と偏見ではあるけれど、それは縄文のヒトの生活文化が、地球の一員としての最も自然な姿であって、ヒトという種の完成された形ではなかったのかと思ったりする。
 こんなにモノが豊かであるに拘わらず、満ち足りることなく、新しいもの、ニューモデル、新型、新発売、リニューアルというような言葉に敏感に反応して追いかける私達は、一体どこに向かっているのだろう。
 生物学的には、進化した要因と同じ要因によって種は滅びるというのだそうだ。私達は進化しているのだろうか?滅びに向かっているのだろうか?現在の立ち位置をふと思ったりした。



早や師走


年の瀬を告げる南天の実

明るい林に残された美しいウスタビガのマユの抜け殻



ヤブの中にキジ出現!


しもべワークの日々…


 途中で薪割り機が壊れ、12月になっても続く薪割り
 薪割り隊の皆様、1日分とっておきますよ!!

修理の間は、ワラ灰・モミ灰作り
たんとできました。



たくさんの薪ができつつあります


…早く 主ワークがしたいです…


ティータイム


近くの古賀良山へお茶をしに。(酔狂といって下さい)
途中から道なき道を強引に直登。
甘いカフェオレをたっぷりと。

 庭先で。
 紅茶にはちみつを少し入れ、ゆずの輪切りを浮かべて。並白釉椿のティカップソーサーで。





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