野の窯だより 6月



屋根を覆う花盛りのモッコウバラ。  この茂みの中ではキジバトが子育て中。



 梅雨入り。
 この時期、林の樹々は猛々しいまでに生命力に満ちる。ちっぽけに切り拓いた住まいと庭を押し潰さんばかり、空を覆わんばかりに、命が溢れる。
 −白い白い山ぼうしの花が祈りの形に咲く。
   白いもっこうバラが清く香る。
   紫色の露草が咲いた。
   紫色の鉄線が咲いた。 −
 だから花の色はこんなに悲しい程に静かな色なのだろう。
 庭の椅子に腰を下ろし、アオバトの鳴き声を遠くに聞けば、私はまるで魚のように深い緑の水の底に棲むようだ。
 





2014.5.9-10. 窯焚き




春の窯出しから


藁灰釉カップ。
抹茶オレの色が映えます。

糠白釉面取壺



益子時代やっていた仕事、赤絵を、柿釉、ルリ釉を使って挑戦…うまくいくかなあ…。



秋の窯のために


 土練機を通して二、三日寝かせてから荒揉み、空気抜きの菊練りをして使います。

今回は根性も入れて細工場を整理、清掃しました。(知る人ぞ知るのみ…かも)




長野から赤松がやってきました






畑は…


浅間山の雪が消えたので、夏野菜の苗を下ろしました。

苺が赤くなりはじめました。ルリ釉多用鉢に



ほたるが帰ってきました



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