野の窯だより 6月 |
屋根を覆う花盛りのモッコウバラ。 この茂みの中ではキジバトが子育て中。 |
梅雨入り。 この時期、林の樹々は猛々しいまでに生命力に満ちる。ちっぽけに切り拓いた住まいと庭を押し潰さんばかり、空を覆わんばかりに、命が溢れる。 −白い白い山ぼうしの花が祈りの形に咲く。 白いもっこうバラが清く香る。 紫色の露草が咲いた。 紫色の鉄線が咲いた。 − だから花の色はこんなに悲しい程に静かな色なのだろう。 庭の椅子に腰を下ろし、アオバトの鳴き声を遠くに聞けば、私はまるで魚のように深い緑の水の底に棲むようだ。 |
藁灰釉カップ。 抹茶オレの色が映えます。 |
糠白釉面取壺 |
益子時代やっていた仕事、赤絵を、柿釉、ルリ釉を使って挑戦…うまくいくかなあ…。
土練機を通して二、三日寝かせてから荒揉み、空気抜きの菊練りをして使います。 |
今回は根性も入れて細工場を整理、清掃しました。(知る人ぞ知るのみ…かも) |
畑は… 浅間山の雪が消えたので、夏野菜の苗を下ろしました。 |
苺が赤くなりはじめました。ルリ釉多用鉢に |
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