野の窯だより 2月 |
雪の日に庭に訪れたオオマシコ |
近所の方より畑から出てきたという長さ50cm程の石の棒を託された。 いろいろ調べたり、県の埋蔵文化財事業団を訪ねたりして縄文中期~後期頃の祭祀に使われたものらしいと判った。当地に住むようになって、戦後の開拓時、この辺り一帯から土器片が沢山出たという話は聞いてはいたが、その話を初めて眼のあたりにするような石棒(…というらしい)だった。その大きさだと結構大きな集落が想像されるという。出土した畑は陽当たりの良い、眺望の開けた場所。要するに、何だか心がのびのびするような気持ちの良い場所。採集生活時代の縄文人がそして採集する食糧も調達できた豊かな場所でもあったろう。益子から土地を探して車を走らせていた時、ここに辿り着いた時の、何かに包まれたような気持ちの良い感覚を思い出す。 当地は今や過疎の地ではあるけれど、同じ感覚を持つ異文化の縄文人がここに沢山住んでいたことを想像して、勝手にその末裔であるように感じて楽しい。 それにしても、その石棒の材料は、当地にはない緑泥片岩を県南部から調達している(一部欠けた状態で6kgもあった…)というから、その活発な行動力は驚きだ。しかも祭祀という精神生活のために、と考えると、自然界の一員に過ぎない私達であるに拘わらず、自然への敬意や畏れを忘れかけている現代人の傲りもまた見えるように感じるのだ。 |
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小正月窯のお正月飾りもどんど焼きでお焚き上げ、小正月にかわりました。 |
50番のふるいを通して気持ちの良いパフパフ状態 各々10kg |
こんな道具です。 手動スタンパー、といったとこでしょうか…ね。 |
親分です。 |
ミヤマホオジロは雑穀好み |
朝はひまわりの種を催促にきます |
ひさびさにフクロウもやってきました
お正月の置土産 |
フライパンにオリーブオイルを垂らし、極弱火でふたをして待つ |
ぎゅうぎゅう押して生地をつくる |
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その上にチーズ |
ピザソース、玉ねぎ、ベーコン、コーン等好みの具をのせ… |
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ふたをして待つ |
できあがり スリップウェア皿に |
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