野の窯だより 8月 |
田んぼの中に生えたオモダカ |
「風の化石」という高瀬省三の作品集を見ている。大磯の海岸を毎日散歩しながら思わず手に拾った「それ自体がすぐれた造形物」である流木に、あるとき、少しずつ手を加えることを始めた画家の、余命わずかの時間の記録となっている。
海岸の風、海の匂い、海岸線の雲、遠くをゆく船、砂浜に寄せ、引いてゆく波の様、音、いつもの朝のように歩く作家の姿。生と死の間の静謐。不思議に、悲しみでも絶望でもなく、ただ、静かなのだ。この作品集の二ヶ月後に61才で作家は旅立っている。 クロヌマタカトシの木彫の個展を同じ頃見た。沢山の方に将来を嘱望されている若い作家だ。動物、カモメ、ヒト、家、が静かに、私達見る者と無関係にそこに在る。その在る背後に手つかずの原始の森や海が見えてくる。 提示されたものがこの上なく無口なありふれた景物であり、私は聴覚を無くしたかに錯覚するようなのに、その背後を饒舌に語りかけてくる、二人の作家は私にはとても似て見えた。 二つ続けていいものを見せていただいた。 |
すすき |
ききょうオミナエシ |
ミョウガ |
毎朝、その日の食べる分を収穫します。 |
本当に何年かぶりかでミニトマト絶好調 |
↑ このピンクのは何だっけ? |
ブラックベリー |
ブルーベリー 毎朝のヨーグルトにも |
ベルガモット |
やまゆり |
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