野の窯だより 3月



四温のある日…


 「木を伐る、木を倒す、とは言わない。木曽では木を寝かせるというのだ」とは、木曽で伐採の修業をしたN丸さんの言葉であった。厳しい三寒のあとの、四温の穏やかなな雑木林に、大木は不思議な静かさで寝かしつけられた。
 以前、木を伐った時の叫び声のように思った不思議な音を想像していたので、その静かな仕事にとても驚いた。
 携わる人間にも災い無いよう、生きとし生けるものが自然界の命をいただくとは、きっとかくも静かに粛々と謙虚な行為なのだろう、そんな気がした。
 大木が消えて少し明るくなった林から、今朝は朗らかにイカルの鳴き声が聞こえた。
 私ものびのび気分の朝です。




伐採…ありがとうございました。


まずは全員でお酒と塩で祓い清めて感謝



わー登っていく!

木曽の森林業仕込みの腕前!



こつこつ…


1/3の作りが終わりました

知る人のみぞ、ですが
ロクロの足まわりを久々に掃除しました。
すっきり!



小雪舞う日、今年の味噌仕込


ガス台とストーブの上で大鍋二つ大豆をことこと…ことこと…

道具一式揃えて…と




大豆が煮えるのを待つ間
プリンを作ろう

ちょうどその時届いたKさんよりのFAX
「ふきのとうの蒸しケーキのレシピ」
早速雪の中をふきのとう探し。
美味しく出来ましたよ!

冬のひと仕事が終わりました。

ふきのとうの蒸しケーキを味わえば、もう春はそこです




春の兆し


まだ雪に半分埋もれながらのアカメヤナギ





TOPへ戻る

昔の野の窯だよりへ