野の窯だより 5月



ズミの花が開いた



 聞々做し、ということがある。
 鳥のさえずりなどを、人の言葉に置き換えるのである。
 ホオジロの「一筆啓上仕り候」
 ホトトギスの「東京特許許可局」
 センダイムシクイの「焼酎いっぱいぐい〜」
 などなど…。
 最近Sさんよりウグイスの聞々做しを教わった。
 曰く
 「ハァ ドッコイショ!」
 ウグイスといえば云わずと知れた美しい声の持ち主だ。透き通った格調高い(!)声で「ホー ホケキョ」と聞けば、思わず平安貴族気分で「春やなあ」としみじみとした特別感をかもし出すのである。それが「ハァ ドッコイショ」とは如何なものか…。正直そう思ったのである。
 ところが。
 新緑目に美しい五月のある朝、いきなりウグイスが「ハァ ドッコイショ!」と語るではないか。そして以後、ホーホケキョとはなんとしても聞こえず、何度聞いても「ハァ ドッコイショ!」である。
 困った…(そんなには困らないけれど…)
 五月連休、あちこちでイベント流行り、沢山の人出で賑わっているであろう世の中にあって、ここは静かな榛名山麓である。
 爽やかな風薫る中、庭の東屋にぼんやり座り、「ハァ ドッコイショ!」と叱咤激励されるこの頃である。




窯焚き


穏やかな窯焚き日和

横くべに入ると5分に一回位の投薪となります



窯出し


欠品していたコーヒー碗皿三種が出ています

大壺は全滅しましたが…



群馬芸術文化協会展


高崎市シティーギャラリー

御高覧有難うございました



夏鳥が来た


キビタキ

クロツグミ


…オオルリは声のみ…



スミレ


エイザンスミレ

アカネスミレ

アケボノスミレ



新緑の季節の口福


フキ
…油揚とたき合わせて…

サンショ
ちりめんと炒め、お醤油少しで味付けして…



畑仕事


たい肥をすきこみ畝作り



桜咲く


チョウジザクラ

エドヒガン





はるもにあ


常設いただいております。
ギャラリー野の窯共々宜しくお願い致します。






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