野の窯だより 3月



花盛り


 3月3日は女の子のお節句。昔々、私が親に祝ってもらっていた頃は、旧暦で1年が回っていた土地柄だったので、おひなさまの前には庭に咲く菜の花や桃の花が飾られていた。桃の花の濃く深い心躍る桃色を今もくっきりと思い浮かべられる。
 菜の花の蜜の匂いも忘れない。それは幸せな1日の記憶と結びついて郷愁を誘う。
 太陽暦があたり前の今、うちの庭には桃の花どころか梅の花も咲かない。
 記録的な寒さだった冬も終わり、家の中でやっと咲かせた白梅がようやく春風に香る。
 …とおひなさま遊びに興じる場合ではなく、よろいかぶとを身につけての薪割りの日々です。
 




ひなの月


ほしこさんから送られてきた紙びなも…



味噌仕込みました


麹菌はえらいなあ




薪割り


数々の災禍に見舞われた薪割り機がようやく復活

割るよー




土佐文旦


春の便りです






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