野の窯だより 2月



春よこい 早くこい


 立春前々夜、近くの別荘に通ってみえる友人夫妻がやって来た。横浜の家の庭に何やら柑橘系が実生で生えてきたので植えてみないかと持ってきてくれた。経験からいえば、この標高700mの寒さでは柑橘類は育たないだろうと思う、と話しなどし、それでも暖かくなったら植えてみることにした。その庭には柚子の木があると以前から聞いていたし、目の前の柑橘は立派なトゲがあることから、柚子ではないか、柚子ならばもしかしたら、と思ったのだ。もしかしたら、なのですが。
 立春の今日、ふきのとうを、目を皿にして探した。まるで岩のように凍結した土からふたつ、小さな固いふきのとうのほんとにつぼみ、を見つけた。無理やり花切バサミで採り、細かく刻んでおみそ汁に散らした。一瞬春が香り立つ。
 春の足音を聞いた出来事でした。



小正月


中之条の伝統工芸削り花
ミズキの木を削って作ります
今年も届けて下さいました
 うれしいな

今年はうちにも前厄が居り、厄落としをお願いしました



つくろい

   蹴ロクロを蹴る時はく足袋はすぐに右足に穴があきます。もったいないのでつくろい。
 こんなこと、今時誰がやるだろう〜 と思いながらも出来上がると満足!
これでしばらく働いてもらえます
 



作りこみ


冬場は春の窯に向けて作り込みに励みます

差し込む光が春めく…



春待つ頃


雪の中、サンシュユのつぼみ膨らむ

雪の上でも光は暖かいので!



立 春


ロクロの上にも

丸かじりはどうも馴染まないなあ…。切ってたべよ。



冬 鳥

いつものメンバー達ですが


アトリ

ツグミ

ヤマガラ

本当に可愛いです





TOPへ戻る

昔の野の窯だよりへ