野の窯だより 10月



シュウカイドウ



 縄文時代前期中頃から中期末頃の1700年間の集落遺跡・三内丸山遺跡は念願の訪れたい地だった。何しろ遠くて二の足を踏んで早や数年、やっと叶いました。
 クリを植え、畑作をし、かごを編んで(何と今に至る網代編みでした!)木の実を拾い、漆を塗り、土器を作り、煮炊きをし、骨や木で釣り針や縫い針を作り、布を織り、交易で手に入れた黒曜石で矢じりを作り、狩りをする。
 日本にほんの少し前まで普通にあった暮らしの原型。平均寿命わずか32歳位というヒトの一生の、シンプルな知恵ある生活の痕跡。
 5900年前〜4200年前にも吹いていただろう秋風が住居跡の原っぱに気持ち良く今も吹いてくる。
 こんな風景に身を置くと、一体現代の私達は何に向かって急いでいるのだろうと思う。
 ところで、土器づくりがはじまり、それで煮炊きすることで、定住可能な縄文時代が始まったのだという。
 土器の力が、1万2000年とも1万5000年ともいわれる縄文時代を支えたこと、土器作り(?)として縄文人の末裔を自認公言する私はちょっとうれしいのでした。




仲秋



10月1日の月




おだんごこさえて
芒と共におそなえして…


田尾日出男さんの月の染をかけて…



赤い実



ガマズミ


ツリバナの実も赤くなりました




サンショの実の番人 …のつもりのヒヨドリ
メジロを追っ払って居座ってます




秋の蝶



シソの花にキチョウ


シソの花にツマグロヒョウモン




追い込み

来月の窯に向けて…

頑張れ私。



ストーブの季節



夜冷えるようになりました。
ストーブなしでは過ごせません。




焚き合わせ



飴釉輪花小鉢に…






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