野の窯だより 3月



サンシュユ… 早すぎする開花


 鎚起、という銅の一枚板から鎚でたたいて形を起こすやかんがずっと気にかかっていて、ある春の嵐の日、急に思い立ち新潟県燕市に出掛けた。
 200年続くという工場には、今も職人さんが、何人も黙々と分業で働いていて、天井の高い部屋には鎚の音が高くリズミカルに響く。一連の工程を、職人さんの一人が質朴に説明して下さった。
 200年変わらない技術と道具で、丁寧に生み出されるモノには、静かで豊かな時間が宿り、たったひとつのやかんを私の日常に使うことで、私の日々が静かにさらさらと流れるようでうれしいです。
 モノ作りとして自省します。
 モノはこんな風に健やかじゃないとだめだよね。




鎚器銅器


湯沸



光を感じて…


セツブンソウ

フクジュソウ



アカメヤナギ
糠白釉小壺に




まっ赤なウソ


桜の花芽を食べに来ます
梅の花芽にはきません… ホントですョ




味 噌

一年前のものを出します
いい色にしあがりました


ひと鍋はストーブでことこと
ひと鍋はガスでことこと

来年も美味しくなあれ!



蒸しケーキ

   
初ものです ふきのとう
小麦粉
BP
みそ
さとう
  ⇒ 蒸す



原土水簸中




あと一息


来月末には素焼きしたい!





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