野の窯だより 12月



11月27日初雪


 日がな一日、黙々と薪割りをしている。
 来年用の窯のために、長野から届いた赤松を、割っては積み、積んでは割る。そんな繰り返しであるので、体は忙しいけれど、頭の中はいたってシンプル。
 目はどこかな。
 フシはどこにあるかな。
 これは素直だから、小割りを作っておこう。
 これくらいなものである。
 こんなスカスカの頭の中に、薪を割るといつも繰り返し流れる詩句がある。
 「杉の木はやっぱり杉の香りがする」
 小学生の時の教科書に出ていた詩の一部で、題名も作者もみんな忘れてしまっているのだけれど、最後の行(多分…)のこの詩句だけが記憶に残っていて、薪割機の上でパカンと赤松が割れ、松ヤニのいい匂いに包まれると、毎度毎度突然思い出し、繰り返し繰り返し念仏のように頭の中に流れる。そして「松の木はやっぱり松の匂いなのだ」と思う。
 雑木林の冬の陽溜まりで、ひたすら薪割の日々。
 私の作るものがどうか私でいられますように。




窯焚き



大口あげをしてからの一番の部屋に苦しむ


何故か3番の部屋あっ気なくあがる。
 こうでなくちゃ…





窯出し


ヒヤヒヤ!


まずまず…少し安堵(^O^)  検品は薪割り後に…





玉切り職人



速い!





薪割り  …凍結する前に



松の玉切りに囲まれて温かな小部屋のような場所で…


愛機?





クリスマスを待つ日々


パンで作られたクリスマスリース…友人より
あわてん坊のサンタさんよりクリスマスソング入りカードと靴下
バリ島でなぜか買ってしまったキャンドルスタンド
なんだかにわかクリスチャンスペース(^O^)




冬期支援事業?



いまのところヤマガラとシジュウカラのみ




ドロバチの作った芸術品



本当にハチが作ったの !? …不思議です






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