野の窯だより 2月



光の春


 学校から帰ると、家中あちこちにオニバラという子供心にふしぎなものが置いてあった。
 節分の日には棘々しいタラノキを10cm程に切って、入れた切れ目に柊の葉をはさみこんだこのオニバラを毎年つくって、仏壇や神棚のみならず、トイレやおくどやお稲荷さんにも置いたのだった。
 夜になると、家族中で「鬼は外、福は内」と大声を出して豆をまいた。座敷に散らばる豆粒を拾い、年の数だけ豆を食べて健康を祈った。

 人の知恵や力を超えた大きなものの前で、人は祈ることを覚えた。科学は祈りの形の多くを壊していったけれど、私達は今なお、ささやかに祈りながら、祈りに救われながら明日を思う。





節分


卵、しいたけ、ほうれん草、カニカマ を巻きました
食べにくいので切るとただの太巻きですが… (^O^)



柊と良い鬼(笑)

豆は家のあちこちに宿る神さまにあちこちお供えします



…春風の中の節分でした



そして立春…花の季節の兆し


サンシュユ



少ーし 冬芽が割れて花の顏がちらり


小正月


今年もみずきの清々しい削り花をいただき小正月を祝いました




展示会の準備です…


出来得る注意を払い、実現したく思います。
その折はどうか宜しくお願いいたします。





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