野の窯だより 6月




 もう35年も前、修行中の製陶所の職人さんからシランのひと株をいただいたことがあった。
 その頃、アパート暮らしだったけれど、一階の部屋であったから、小さい小さいながらに庭らしきものがあって、そこにままごとのように植えてみた。
 すると、シランはその場所が気に入ったと見えて、結構な勢いで増え花を咲かせてくれた。
 その後、独立した工房の庭に移植、そこでも元気によく花を咲かせた。
 そして24年前この地に移住したときにも、やっぱり修行中の思い出の花だから、と思って連れてきた。
 さすがにここは寒冷地なので、シランにとっては辛かったらしく、少しづつ数を減らしているかに見えた。
 それが、今年はたくさんに増えて、花を賑やかに咲かせている。
 温暖化。
 そんな言葉がふと浮かぶ。
 毎年毎年、時期がくれば同じ場所に花が咲くと思っているけれど、地球が生まれ老いてゆく、あるいは病むように、そこに宿を借りる花たちも少しづつ少しづつ変化しているのだなあ…
 くり返しているように見えて、同じ時間、同じものなどないのだと、当たり前だけれど思う今日。
 ともあれ。
 シランにとってはうれしい初夏。





おじさん、お元気ですか?

シラン… は元気です




野生のクレマチス

ハンショウヅル




赤ちゃんたち


梅の実

柿の花


ブルーベリー




ミョウガ畑

今季、念入りに草むしり、落葉かけ、をしました!<(`^´)>





かわいいです



サヤエンドウ

今年初の収穫野菜!(*^-^*)





11歳になりました




昔の野の窯だよりへ

TOPへ戻る